2014.9.19〜21 「くびき野レールパーク見学、信越線・ほくほく線 撮影会」

「くびき野レールパーク見学、信越線・ほくほく線 撮影会」参加報告

副支部長 山 口 長 之(800032)

 2014.09.19(金)〜09.21(日)に実施された、夜行バスで出発し翌朝早くからの信越線とほくほく線の沿線撮影と、更には現地1泊して沿線撮影の続きとくびき野レールパーク見学の支部行事に参加しましたので、遅ればせながら報告いたします。
 この行事は、前にレンタバスで上越線・吾妻線・両毛線沿線撮影(渋川で1泊しての2日間)を楽しむ支部行事で実施済みですが、レンタバス(運転はバス運転免許を有する支部会員が担当)を活用することにより宿泊が伴うにも関わらず格安で実施出来ると言うメリットがありとても魅力的な行事になっています。吾妻線の時は参加予定をしていたのに、前日になって風邪をひき高熱のため参加出来なかった苦い経験がありますので、今回は私が属している写真部会終了後に出発すると言うケースでしたが体調管理に気をつけて万全の体調で参加することが出来ました。以下、当時の日記を引用しての報告になりますがお読みください。

 09/19 (金) 夜は写真部会に参加。終了後は帰宅しないで(帰宅していたら集合に間に合わない)、一緒に参加する写真部会のFさん宅でIさんと共に時間調整のうえFさんのお兄さん運転の車で集合場所まで送ってもらう。集合時間前に参加予定者全員が揃ったので早めに出発。
 09/20 (土) 良く寝たか寝ないかわからないうちに第1の撮影場所である信越線(黒姫〜古間)に到着。残念ながら黒姫山は雲の中。一発目は朝陽の中、国鉄色の『妙高2』で幸先が良い(写真1)。


長野色115系3+3を2本と3連1本を写して第2の撮影地(黒姫〜妙高高原)に移動。妙高大橋の上からの俯瞰撮影になる。事前に送付されていた作例を見て撮りたいと思った場所(他の4ヶ所の撮影地では撮ったことあるがここは初めての場所)。行ってみると送電線が横切って撮りにくい。なるべく電線を避けて115系上下各1本と下り『妙高1』まで撮る(写真2)。

次は第3の撮影地高田〜春日山にするが、撮ろうと思っていた場所は草刈りしていなく足まわりが隠れるため、少し高田方の下りがゆるくカーブして撮れる踏切で2本の直江津行き快速(第2撮影地で撮った『妙高1』を追い抜き2度目の撮影と新井発の『くびき野3』(写真3)

と直江津から折り返して来た『妙高2』までを撮り、少し戻って道の駅「あらい」に寄り昼食。その後は脇田野駅に寄り今月末で廃止される(新幹線際に新設移転のため)駅舎・ホーム待合室と新幹線上越妙高駅とのコラボ撮影(写真4)。

第4の撮影地は、ほくほく線くびき駅の犀潟方で、築堤から高架橋に移るところ。この線も北陸新幹線が開業すればメインルートではなくなり、681・683系『はくたか』も通らなくなるのでしっかり記録する(写真5)。

普通は2連が行ったり来たり(写真6)

で単行がなく少しガッカリ。そして第5の撮影地は鯨波〜青海川。宿泊する旅館の目の前である。到着するとすぐに『くびき野2』(写真7)

があり、これから撮影開始。ここでも北陸新幹線が開業すると廃止される列車が多いので旅館チェックイン前に上下の『北越』まで写してから旅館チェックインする参加者が多い。普通電車も場所を変えながら3塗色とも撮れた(写真8・9・10)。



写真部会の3人は日没(17:45)後暗くなっても撮り続け、ついに下り『トワイライト』を撮るまでは引き上げる気なし(成功するとは最初から考えていないが流し撮りしてみる)。最後に旅館に入るりすぐに夕食。入浴し有志で歓談してから部屋に戻り明日朝も早いため22時前に寝る。本日1日好天に恵まれて良かった。

 09/21 (日) 04:30Iさんに起こされる。何でも日の出前から鉄が集まるとの情報で場所取りもあり早めに出かける。 本日も好天を予想させるような朝。朝食の08:30までの間に06:02通過の上り『トワイライト』を手始めに撮影開始。昨夜の下り『トワイライト』は真っ暗で失敗したが(写真11)、

今度は光量も充分で上手く写せた(写真12)。

場所移動しながら貨物中心に撮り(写真13)、

昨夕も撮った『越乃shu*kura』(写真14)

を撮ったところで朝食の時間となったので沿線撮影は終了。朝食後は集合前に通過の下り『北越1』あるも撮らずにバスに乗る。いよいよこの行事ラストの頸城鉄道の遺構訪問。まずは終点であった浦川原駅へ。東頸バスの本社として使っているので建物は残っている。現在はホーム跡の上にほくほく線の高架が通っている(写真15)。

次は始発駅であった新黒井に向かって廃線跡に沿った道路を百間町までたどり、途中鉄橋のガーターが明瞭に残されている場所(写真16)

に寄ったあと車内から線路跡のガイドを受けながらくびき野レールパークのある百間町に到着。稼働状態に復元したDC2が無蓋貨車とハ6を牽いて構内3往復の体験乗車(写真17)も出来、

早速乗ってみる。もう1両のホジ3も(写真18)

稼働状態に復元したのだが、この日はエンジンの調子が悪く動かないとのことであった。現役時代は写真部会で先輩方の現役時代の写真を見ただけに終わり、ついに撮影に行けないうちに廃止となり残念な思いをしたのであるが、唯一SLのコッペル2号機だけは廃止後西武がお借りして5年間だけ動いたおとぎ電車時代に通いつめたので、その2号機に再会出来て懐かしかった(写真19)。

(参加されたS先輩は西武にお勤めでこの2号機をお借りした時の発案者本人でもあり2号機の前でいつまでも佇まれていたのが印象的であった。)新黒井の駅舎も移転して整備のうえ資料館として利用されており、なかなか充実した展示であった。最後に参加者全員でホジ3の前で記念写真(写真20)。

コッペル2号機は、この日は狭い車庫内で外に出ない日だったが、外で展示する時もあるとのことなので再訪してみたい。また再訪するだけの価値のあるくびき野レールパークであった。これにてバスハイクにおける撮影は全部終了。あとは昼食をとって帰路だけになった。走行写真撮影だけでなく内容豊富で充実した行事であり企画されたA委員に感謝。昨日の昼食場所と同じ道の駅あらいに立ち寄ったところで思わぬアクシデンが発生し帰着が数時間遅れるも、担当のA委員はもとより参加者全員の協力が本当に素晴らしく実に印象深い行事になった。参加の皆さんありがとうございました。